敬老の日は兵庫県の村で敬老会が主宰されたのをきっかけといわれています。戦後の混乱が色濃い1947年、敗戦で重苦しい空気が漂う中で自分の子供たちを戦地に行かせなければならなかった親たちを元気づけようと村主催で敬老会が開かれました。この村のお年寄を大切にしよう、知恵を借りて村を発展させていこうという考え方は多くの人の共感を呼び、瞬く間に県内に、そして全国に広がっていきました。9月15日に制定された理由は諸説あり、村では農業がひと段落した天候のいい日だったのですが、鎌倉時代の書物に記された孝行息子の物語である養老の滝伝説を参考にしたともいわれています。
敬老の日はもともとは55歳以上を対象とされ制定されていましたが、現在では55歳ではまだまだ若い方も多いので、特に年齢制限は設けられていません。プレゼントしてはいけないものは特にありませんが、お花の場合縁起を担ぐ意味もあるので注意が必要で、菊や彼岸花、白い花といった葬儀を想像させるものは避けた方が無難です。4や9といった本数にも死や苦を想像させるので避けた方がいいようです。親の年齢にかかわらず、定年退職や子供が結婚して世帯を持った場合、孫が生まれ実質上のおじいちゃん、おばあちゃんになってから敬老の日を祝うという人も多いようです。
人気のある花ではアマランサスや松の花、せんにちこうなどがあり不老長寿の意味があります。プレゼントは迷うことも多いので普段からそれとなく好きな食べ物などをリサーチしておくといいようです。敬老の日のことならこちら